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私たちは、デスモグレインを標的抗原とする天疱瘡および天疱瘡モデルマウスを解析することで、自己免疫や免疫寛容の仕組みなど、普遍的な免疫現象を明らかにすることを通じて、副作用の少ないより抗原選択的な免疫抑制療法の開発を目指しています。
アトピー性皮膚炎の病態解明、治療法確立に向け、臨床・基礎の両面から取り組むプロジェクトです。近年はデータ駆動型サイエンスを取り入れ、アトピー性皮膚炎における個別化医療の実現を目指した研究を進めています。
皮膚は私たちの体を守るバリアです。外界からの侵入を防御する機能、侵入者を検出し排除する免疫機能、そして体温や水分を保持する恒常性維持機能、皮膚が備えるさまざまなバリア機能を解明します。
生まれつきの症状を伴うさまざまな皮膚疾患があります。これらの疾患の病態形成メカニズムを明らかにすることにより、新しい治療の開発に結びつけるだけでなく、皮膚が備える未知の機能を解明します。
本プロジェクトは、乳房外パジェット病、悪性黒色腫をはじめとした皮膚がんの新規治療法開発を主に手がけており、患者さんに届けられる医療の改善を目指して進めています。
薬疹および食物アレルギーは患者のQOLの低下に直結するアレルギー疾患です。本プロジェクトでは、両者の病態解明を通じて、有効な診断法、治療法の開発に貢献することを目指しています。
本プロジェクトは血管炎とIgG4関連疾患などの難治性皮膚症状を臨床症状と病理所見の特徴から病型分類を試み、病態に適した治療法の確立を目指しています。
爪外来を担当する皮膚科医の豊富な専門知識と臨床経験を駆使して、さまざまな爪疾患に対する既存の治療法を検証し、新規治療法の開発も視野に、各疾患の治療最適化を図ることを目的としています。
腋臭症(ワキガ)はわきの下の汗と皮膚表面の細菌によって特有のにおいが発生する状態です。この研究では、わきの皮膚に生息する微生物について調べることで、腋臭症の新規治療につながる知見を得ることを目指しています。
本プロジェクトは光超音波イメージングを用いて皮膚病変の可視化を目的とし、現在パイロット試験が終了しています。今後更に対象疾患を増やし、病変の評価と診断を含めて臨床応用を目指しています。